momocaxxx’s diary

神社・お寺旅行、運慶、空海、博物館好きによるマイペースブログです。

恋しかった古都の旅③❤️【薬師寺】

こんにちはmomocaです🌹

 

古都の旅続きます。

 

奈良最初は【薬師寺】にお邪魔しました。

目的はそう、東塔です

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国宝 東塔

薬師寺で唯一創建当時、1300年前より現存している建物で、平成21年より解体修理が始まり、令和2年の春に修理が完了しました。

ずっと工事中だったので、わくわくです✨

 

実は薬師寺にお参りするのは2回目(中学の修学旅行で来たようなでも記憶にありません。。)

昨年じっくりお参りしたのですが、国宝の数々、天平を感じさせる優雅な佇まい、仏像の素晴らしさ、どれをとっても最高のお寺です。ですので私自身も薬師寺についてのお勉強です。

以下薬師寺パンフレットから引用させていただきます✏️(とっても分かり易いのです)

 

薬師寺略縁起>

 薬師寺天武天皇により発願(680年)、持統天皇によって本尊開眼(697年)、更に文武天皇の御代に至り、飛鳥の地において堂宇の完成を見ました。その後平城遷都(710年)に伴い現在地に移されたものです。

当時は南都七大寺の一つとして、その伽藍は我が国随一の壮美を誇りました。すなわち金堂を中心に東西両塔、講堂、回廊が並び、中でも裳階を施した金堂や塔の佇まいの美しさは、’龍宮造り’と呼ばれて人々の目を奪いました。

 爾来1300年を経て、この間幾多の災害を受け、特に享禄元年(1528年)の兵火では、東塔(国宝・白鳳時代)を除く諸堂が灰燼に帰しました。

 昭和42年、高田好胤管主により薬師寺白鳳伽藍の復興が発願されました。失われた堂塔の復興を薬師寺の大悲願とし、お写経勧進によって、金堂、西塔、中門、回廊、さらには平成15年3月に大講堂が復興され、白鳳伽藍の輪奐美として甦りました。

 現代の日本人の浄らかな心の結晶が、堂塔伽藍のたたずまいとして未来の人々に継承されることを願い、薬師寺では皆様の更なるお写経の御結縁を願っております。

 

<金堂>

金堂は薬師寺縁起によると二重二閣、五間四面、瓦葺の建物で各層に裳階をつけた美しい堂で、龍宮造りと呼ばれています。薬師寺白鳳伽藍は、金堂を初めとして東塔の意匠で全て統一されています。また「堂内の荘厳は美をつくし、燈火がなくても金色に光輝いた」と伝えられています。

 

<薬師三尊像(国宝・白鳳時代)>

薬師如来を中心に、向かって右が日光菩薩、左が月光菩薩、合わせて薬師三尊と申します。薬師如来は、東方浄瑠璃浄土の救主で、またの名を医王如来とも言い、私たちの身と心の病気を救ってくださる仏様です。脇侍の日光・月光両菩薩は、動きのある美しい姿で、理想的な写実美を完成した仏様と言われています。あたかも今造られたかのような美しいお姿は、世界でも最高の仏像と仰がれています。

 

<東塔(国宝・白鳳時代

各層に裳階をつけているため六層に見えますが、三重の塔です。この特異な形が、全体として律動的な美しさを保ち、’凍れる音楽’という愛称で親しまれています。相輪の頂上に取り付けられた水煙は4枚からなり、その中に24体の飛天が透し彫りされています。

 

<西塔>

西塔は享禄元年に兵火で焼失し、昭和56年4月に453年ぶりに創建当初の白鳳様式を持って復興されました。華麗な西塔が長年の風雪に耐えた東塔と並び立つ様は、大変印象的な光景と言えましょう。

 

<大講堂>

大講堂は正面41m、奥行き20m、高さ17mあり、伽藍最大の建造物です。講堂が金堂より大きいのは古代伽藍の通則で、これは南部仏教が教学を重んじ講堂に大勢の学僧が参集して経典を講讃したためです。大講堂の本尊には弥勒三尊像(重文・白鳳時代)、後堂には仏足石・仏足跡歌碑(国宝・天平時代)が安置されています。仏足石の両脇に釈迦十大弟子(中村晋也作)も祀られています。

 

*裳階・・軒下壁面に付いた庇状構造物。別名:雨打(ゆた)。通常、本来の屋根の下にもう一重屋根をかけるかたちで付ける。裳層とも書く。元来は風雨から構造物を保護するために付けられたもの。構造は本屋より簡素であり、建物を実際より多層に見せることで外観の優美さを際立たせる効果があるため、特に寺院建築で好んで利用された。(Wikipediaより)

 

高田好胤管主・・1924年大正13年)3月30日 - 1998年平成10年)6月22日)は、法相宗薬師寺管主法相宗管長。分かりやすい法話により「話の面白いお坊さん」、「究極の語りのエンタテイナー」とも呼ばれ、そこから百万巻写経勧進の道を切り開いて金堂、西塔など薬師寺の伽藍の復興に道筋をつけるなど、薬師寺の再生に生涯を捧げた。(Wikipediaより

 

色々な方の「思い」が集まり、1300年以上後世の私たちにも素晴らしい伽藍、仏像を見ることができるのですね。これからも守り続けて行かなくてはなりませんね。

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青空に映える金堂

 

平日の早い時間ということもあり、人も少なくゆっくりお参りできました。

 

それにしても暑い!雨の予報が晴れ間が見え、金堂、大講堂、東塔に青空がよく映えます。

有難いことです✨

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大講堂から見た(右)西塔 (左)東塔

 

大満足のうちに薬師寺お参りが終了しました。

お次はお初の「唐招提寺」へお参りします。続きます🚗

 

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